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仏像の本 (JUGEMレビュー »)
仏像ガール〔本名:廣瀬郁実〕
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夏だしちょっと霊的な・・・1
私の母は6人兄弟の末っ子です。
だからいとこが沢山います。
11人いて、女の子は4人です。

大体年が近くて小さい頃は親戚が集まるのが楽しみでした。

2つ上のいとこ(Aちゃん)は皆のアイドルで
いつもその子と比べられては傷ついていた私は
だんだん親戚の集まりに行かなくなっていきました。


さらに私の弟はカリスマ性をもっていて、
何でもできたので家族にも周りにも比べられて
批判されていたので私はだんだん歪んだ人間に育って行きました。


私は「何をやっても駄目」な子供で
親を弟ほど満足させられなかったから。

大人になって久しぶりに集まったときいとこ兄弟と仲良くなり
それからお盆やお正月は必ずその子の家に行って
弟と、いとこ兄弟と、私の4人で朝までゲームをやったり
カラオケに行ったりするようになりました。
そして、そのいとこの兄の方も私と同じように
自分の弟と比べられることと戦っていた事を知りました。
分かり合える人がいることで私の心はすこし楽になりました。


祖母がなくなって親戚で集まったとき彼の母親が言いました。

「こないだ親戚であつまった時、やっぱり Aちゃんがかわいいよなぁ
好きよなぁって話になったんやけどあの子だけまゆみちゃん(私です)
の方がかわいいって言うねん。 まゆみちゃんはいい子やって言うのよ〜」

はっきり行って無神経な言い方だと思うでしょう?(笑
こういう言い方、誰でも傷つくよね?
でも私は小さな頃からこういう話ばっかされてたんですよ(笑


でも今回は違う。
私を見てくれて判断してくれた人がその話の中にいます。

うれしくてうれしくて、心が暖かくなった。
私もその子が大好きだったから。



その後、彼は就職し、その年の5月に幹部候補として
タイへ行ってしまいました。
5年ほど付き合っていた彼女と2年か3年して帰ってきたら
結婚しようという約束をして。


そして、その年の11月の末、突然彼は逝ってしまいました。
9人乗の車に横から車にぶつかられたのです。
そしてそのぶつかられた場所に彼は座っていたのです。
一人は即死。
彼は意識不明のまま病院へ。
そして家族が病院に着くのと同時に息を引き取りました。
一滴の涙を流して。


不器用で優しかった人。


彼は私にとって間違いなく愛しい家族だった。
誰とも比べることなく私自身を見て愛してくれた家族だった。
私の苦しみを分かってくれるたった一人の人だった。

そして彼は誰からも愛される人だった。
心の綺麗な、弱さをやさしさに変えて生きてる人だった。
誰より幸せになってほしかった。


お通夜には数え切れない程の人が集まって
お返しも、スリッパも足りなくなる程だった。
そしてそんな中でも相変わらずAちゃんと比べられる私。
こんなときまで、、、と思ったけど不思議と心は痛くなかった。


そしてその年初めての大雪が降りました。


弱音もはかず、強くやさしく生きてきた彼。
どんなにか無念だったろう。
彼の悔しさや、悲しみが雪に変わって降り積もっている気がした。

そしてその雪はいつまでもいつまでも降り続いた。


・・・・・つづく
posted by: maxmix | 不思議話 | 10:16 | comments(0) | - |-